フレンチホワイト・真壁小目石・インド黒クンナム
真壁石青小目(原産地:茨城県桜川市真壁町)
明治の頃より建材や舗石、墓石に用いられ、あの迎賓館にも真壁石が大量に使用されています。
真壁石は、石英・長英・黒雲母からなる御影石であり、粒度が細かいほど優美で堅牢で変色しにくいとされているので、小目に分類される真壁石は銘石とされています。小目の中でも特に「青小目」と名付けられた真壁石は、石英の含有率が高く、石質も硬い石なので切削加工に時間はかかりますが、研磨された表面はガラスのような艶を放ち、美しい青みを帯びています。
しかし、良質の青小目石は産出量が少なく、貴重な石材となっています。
弊社ではその原石を直接買い付けており、中国福建省泉州市の工場にて加工しております。
また、桜川市真壁町山元の工場にても加工しており、手加工の多い部材は中国工場、比較的加工費のかからない。
本体は日本工場で作成することにより価格を抑えております。
もちろん全て日本で加工することも可能ですが、複雑な加工費の違いは人件費の安い中国工場の5倍となることもあります。
もちろん中国より輸入された製品は日本の真壁石専門工場で再検品し、場合によっては再仕上げを施し、日本基準にて出荷しております。
どうぞこちらの工場へも見学にお越しください。ご案内いたします。
クンナム石(原産地:インド共和国タミルナード州)
光沢があり、世界で最も硬い黒御影石。インド産の黒御影石といえば「クンナム」と言われるぐらいのブランド石です。品質も安定しており、何十年たっても劣化することがない耐久性に優れた石です。
1970年代に採掘が始まり、何度も住民との衝突で採掘と中止を繰り返し、今でも十数カ所に丁場があります。採掘場のところどころに大きな池がありますが、これは掘り尽くした跡か、ライセンスが消滅した名残とされています。主に採掘されるのはクンナム村・セマンガム村で、どちらで採掘されたクンナム石がいいかは好みが分かれます。一時期、別の地区から採掘されたクンナム石に似た石が使用されましたが、経年劣化が激しくヒビが現れるようになりました。
弊社では現地に赴き原石検品を行っておりますので、本物のクンナム石を自信を持って提供しています。
残念ながら2019年2月末現在クンナムの従来からの鉱山は全て採掘することができなくなっております。
環境保護政策の法律により、宗教施設、学校、病院、住宅地に近い鉱山は営業許可が出にくい状況です。州政府、環境委員会、裁判所との協議により採掘できるように各鉱山のオーナーが申請を出しておりますが、去年の初夏より許可が下りておりません。インドの法律に対する複雑さや州政府と中央政府との駆け引きも背後にあるようですが、早く再採掘して欲しいと願っております。
唯一クンナム地方の端にある新しく開発されている鉱山だけが採掘できます。しかしながら、まだまだ表層なので採れる原石が小さく0.1m3内外の様なので、成材率も低く良い墓石製品ができるようではありません。弊社では西海岸マンガロールのウドゥピーで採掘されている高級黒御影石を推奨しております。すでに中国の工場にも入っており多くの墓石製品を日本へ出荷しております。歴史も30年ほどある鉱山ですので、自信を持ってお薦めできます。
フランス産白御影石(TARN SILVER STAR 原産地:フランス共和国トゥールーズ近郊)
フランスの大地の恵みともいえるフランス産白御影石は、フランス国内の花崗岩採石量の4分の1を占めています。
http://plo.fr/en/home/
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石質均一な質感と色合い
吸収率が低い(水晶と同レベルの硬度)
耐摩耗性に優れ、経年劣化にも強い
ミディアムグレーホワイトで美しい光沢
大材や長尺材も対応可能
このような優美で優れた特長を持つフランス産白御影石は、スペイン・サグラダファミリアやフランス・シャンゼリゼ通り、イギリス・ロンドン記念博物館(津波記念碑)など、世界的な有名な場所で多く利用されています。
日本ではまだ馴染みの薄い石材ですが、上記のような特長を持つフランス産白御影石は墓石に適した石材ともいえます。
永永舎では直接鉱山より原石を買い付け、中国福建省の墓石専門工場にて加工しております。
中国の御影石より少し高いですが大変リーズナブルな価格で提供しております。
一般の消費者はもとより石材小売店、石材商社、石材問屋の方々にも販売しておりますので、御気軽に御相談ください。