施工の流れ、引越、改葬
施工の流れ
1
基礎づくり
基礎工事を行うために、地面を掘り下げます。深さは地盤によって異なります。
浅過ぎても深過ぎてもお墓が傾く原因になるので、適切な深さにします。
浅過ぎても深過ぎてもお墓が傾く原因になるので、適切な深さにします。
2
鉄筋を組む
砕石の上に鉄筋を組み地盤沈下を防ぎます。
3
生コンを投入
納骨室部分に入らないように、生コンクリートを流し込んだ後、基礎コンクリートを養生します。
4
四石・外柵据え付け
石材と石材の繋ぎ目にL字型の耐震用金具をはめ込み、地震などによって石材がずれるのを防ぎます。
5
耐震仕上げ
本体の石碑のみならず、墓誌にも耐震ステンレス棒を埋め込みし耐震対策しております。
6
仕上げ・清掃
お墓を設置した後、お墓とお墓周りをきれいに清掃します。最終確認をして完成となります。
お墓のお引っ越し
「高齢になり遠方へのお墓参りも大変になってきたので、お墓を家の近くに建て替えたい」「お墓を継ぐ人がいないので、近くの納骨堂に改葬したい」というように、近年 お墓の引っ越し(改葬)を行う人が増えています。
しかし、改葬をご希望される方が増加傾向にある中で、それに比例するように改葬によるトラブルも増えつつあるようです。
お寺とのトラブル
「お寺に改葬を伝えたら、住職に激怒され法外な離檀料を請求された」などといった話を耳にしたことがあります。住職も檀家が離れてしまうと経済的な理由で困るといった事情もあるのかもしれません。
住職とのトラブルを避けて円満に改葬を行うには、改葬直前で話をするのではなく、雑談・相談という形で余裕を持って住職に話すようにしましょう。また、長いこと供養してくださったのですから、お世話になった感謝の気持ちとして離檀料を支払うようにしましょう。
親族とのトラブル
お墓を継いでいるのは自分だからと、勝手に改葬をしてしまうと親族の怒りを買ってしまうおそれがあります。法律的にはお墓を継いだ人は親族の了承を得ずに改葬を行うことができますが、親族一人一人に思い入れのあるお墓です。了承を得てから改葬を行うようにしましょう。
◎お墓の改葬の流れ
1
引越し先の決定
改葬が決まったら、まずは引越し先を決めます。
2
受入証明書の発行
新しい墓地が決まったら、管理者から「永代使用証明書」もしくは「受入証明書」を発行してもらいましょう。
3
建墓工事契約
建墓工事には、ある程度の時間を要しますので納骨の時期からさかのぼって契約をする必要があります。
4
改葬許可申請書の入手
今現在、墓地がある市区町村役場にて「改葬許可申請書」を発行してもらいます。各市町村によって様式は違い、「埋葬許可書」と一緒になっているものもあるので注意が必要です。
また、申請書はお骨1体につき1枚必要です。
また、申請書はお骨1体につき1枚必要です。
5
埋葬許可証の発行
現在、墓地がある管理者に「埋葬許可証」に署名・押印してもらいます。「埋葬許可証」がない場合は、特に形式があるわけではないので、埋葬されている方の名前、墓地の所有者の氏名を記入し、管理者に署名・押印してもらいます。
6
改葬許可の申請
改葬許可申請書に必要事項を記入し、現在、墓地がある市区町村役場に「受入証明書」と「埋葬証明書」を添えて改葬の申請を行います。
7
ご遺骨の取り出し
現在の墓地にて「併願式」「魂抜き」などを行います。宗教・宗派によっては儀式が異なりますので注意が必要です。改葬許可書を墓地管理者に「提示」し、遺骨を取り出します。遺骨を取り出したら墓石を撤去し更地にします。
8
新しい移転先に納骨
移転先の墓地の管理者に「改葬許可証」を提出して「魂入れ」や「建碑式」などを行い遺骨を納骨します。