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2019年03月25日
クンナムとカルサヌールの鉱山脈は平行線上にある。どちらも超有名なインド黒御影石である。
クンナムは既存の鉱山がすべて採掘できない。こんなにも多くの寺院に囲まれていれば環境問題でストップをかけられても致し方ないだろう。クンナムはセマンガラム村からペランバッカムそしてパリカルパトゥにいたる脈に存在する。もともとのクンナム村はその中心に位置するが石目は中目で黒さはそれほどではないが、しっとり感がある。セマンガラムはクンナムイーストが採掘されていたが、目は細かい。たいへん離れた、日差しの強い乾いたカルナタカ州のチャムラジナガールにたいへん似ている石が採掘されるが、しっとり感がなく多くは油を塗って製品となる。数年で細かいひびの入るものが多い。俗に言う偽クンナムである。価格も安く飛びつく原石商社も多いが後でひどい目を見る。今クンナムではパリカルパトゥで小さい石が採掘され中国の工場へ送られている。小さいので製剤率が低く苦労しているようである。